今週は雪化粧からはじまった一週間でしたね
寒すぎてひきこもってしまいます~
家カフェのおともは
菓乃実の杜のクッキー
明治記念館のスイーツブランドです。
丁寧に手焼きした上質素材のやさしさが
とてもおいしくって
お抹茶を点てていただいたら心身みたされました。
I LOVE COKKIES
スイーツっていえばわたしのお気に入り番組が
グレーテルのかまど
欠かさず見ているわけではないのだけど
これ いいんですよ*・゜゚・*:.。..。.:*
子どものころの憧れはヘンゼルとグレーテルのお菓子の家でした。
この番組はその末裔15代ヘンゼル(瀬戸康史さん)が
スイーツを作るという設定。
かまどの精(キムラ緑子さん)との掛け合いが絶妙で
どこまでがアドリブなのかわかりませんが
ふたりともユーモラスで真面目であったかくていい感じ*・゜゚・♪*
そして取り上げられるスイーツにまつわる物語や
誕生秘話がロマンティックなんです。
そのものの奥ゆきを知ると、今までなんとも思わなかった
お菓子が色鮮やかに輝いて見えます。
この番組はスイーツのレシピだけでなく
幸せのレシピも毎回そっと私に手渡してくれるのです。
ありふれた何でもないことって
実は何でもないことなんかではなくって
必ず長い長い歴史が眠っていて
果てしなく遠い時代や道のりをこえて
現在のわたしたちの目の前に届いている。
そこには想像もつかないようなドラマがひそんでいます。
レシピ紹介だけで終わったら単なる料理番組ですが
ひとつのお菓子をテーマに
ふわ~っと世界をふくらませる
本当にお菓子を焼き上げるような創造性です。
むかしわたしが大学生のころのことなのですが
ゼミで発表する順番が回ってきたときのことです。
運悪く私と友人のぺアに割り当てられたのは
参考文献のきわめて少ないテーマについてでした。
何をどう追求していったらいいのかわからず
四苦八苦してレジュメを作ったんだけれど
案の定、先生にやり直しを命じられちゃったのです。
いただいたヒントを手掛かりに
友人とあれこれ知恵を絞って
一週間図書館に通い、みっちり取り組んだ結果、
翌週は内容を深めた研究発表をすることができ、
二度目にしてようやく合格点をいただけた想い出があります。
そのときにつかんだ「感覚」が体内にずーっと残っていて
いまでも時々ふっと思い出すんです。
たとえ過去に研究された文献が皆無でも
自分なりのルートを見つけて自分の足で登っていけば
探究の道筋はいくらでもあるのだということ。
世界にふたつとない研究を作り出した感覚は
オリジナルのお菓子を焼き上げていくような感じにも似て
青春らしい いい経験でした♡
いわば「学問の仕方」を教わったわけですが
社会に出てからも、様々な場面で役立ち続けているんですよ。
人生ってどこかに行かなきゃ好きなことに出会えないとか
誰かがいなきゃ面白くないなんて言っていては
それは能無しなわけで。
なんでもないところにふわ~っと別天地を建立していく“才覚”。
これこそが、人とたのしく交際していく上でも
逆境を乗り切る上でも
仕事で成功する上でも必要不可欠なんですよね!
もっと言ってしまえば、人生というのはそこの腕を問われる物語だと思うんです。
では、人が幸せになるために大事な土台って
なんだと思いますか?
わたしは「世の中を好きになる力」ではないかなと思います。
毎回番組が届けてくれる珠玉の物語は
文学や映画や異国のひとびとと
わたしをたしかな糸でつないでくれて
いつも観終わるころには
新しい視点や いとしいものがふえている。
いくつになってもまっ白な気持ちをなくしていない
そんなおとなの女性の方へおすすめいたします