すこしは大人になれたのかな?と思うのは茶道具と対峙したとき。
20代のころはマイセンにときめくことはあっても、
楽茶碗をみてうなることはなかったですから 笑
サントリー美術館の仁阿弥道八展
すべりこみセーフで楽しんできました。
幕末の京都を代表する文化人である仁阿弥道八の美術展です
この展覧会、図録も売り切れているほどの大盛況~
若い女性から年配の方までとても混雑していましたよ。
現在も続く高橋道八家ですが、
初代のこの作品をみて良いと思わない日本人っているかしら?
月が欠けている様子に未完の美をみるわたしたち日本人。
見あきることのない傑作です
野々村仁清の写しとしての仁阿弥の作品も可愛らしくて。
わびさびでない筒茶碗というのも、都人にふさわしい華やかさ
香合でも色絵結文のみやびなものが可愛くてテンションがあがりましたが、
渋~い利休好みの茶碗から、艶やかな懐石の器から、
なんでも作れて魂まで感じさせるこの人は、宇宙人かと思っちゃう奇跡の人!
そしてポスターにもなっていたこの色絵寿星立像。
これが今日のわたしのいちばん
お写真で見る限りは、ちっともいいと思わなかったのに
ホンモノはすごい。
ふくよかでまろやかで かわいすぎるぅ・・・・・
福パワーが全身から発せられていて、めでたいことめでたいこと
確実に寿命がのびたと思う
かわいい~かわいい~と言いながらこの周りを回っていたら
そんなわたしを面白そ~うに眺めてるおじいちゃまがいました
高橋道八家、現在九代目当主はアラフォーの女性の方だそうです。
都会的で気品ある作品が多く、ほしくなってしまいました。
京焼の良いもの 手に入れたいなあ。
サントリー美術館内のカフェは不室屋さん
金沢のお麩のあんみつが最高においしいお店ですが
展覧会限定のこのセットもたまらなく美味でした。
豆乳おからのケーキ(抹茶)とミニあんみつ 1,296yen(税込)
こちらは定番のあんみつに豆乳アイスのせ。
閲覧自由の図録をパラパラめくりながら、仁阿弥のやきものについて
きらきらと熱~く語り合ったひとときでした。
こころの栄養たっぷりで今日も大正解 ステキな一日でした