すきとおった風がどこまでもすがすがしく
なんて素敵な季節でしょう
北鎌へふらっとお散歩にでましたら
思った以上にひっそりして良い雰囲気・・・
長寿禅寺へ
一歩足をふみいれると
そこは宝箱のようにしまわれた別天地。
すみずみまでよくお手入れされた境内は
鳥がしきりに声を響かせ
苔はみずみずしく輝いていました。
光とみどりの奏でる音楽を聞くようです。
足利尊氏の邸宅跡に建つこの長寿寺は
ほかの鎌倉の寺院とは少しちがって みやびな雰囲気。
まあ尊氏のお寺ですから
京都風で正解ではないでしょうか。
鎌倉というよりは京都
それも東山あたりを彷彿とさせるしつらえが こんなふうに
司馬遼太郎さんが わたしたちは室町の子だとおっしゃいましたが
鎌倉武士の足利尊氏が迷った末に
京都で幕府をひらいたことは
いま現在のわたしたちにとっても けっして無縁ではない
大きくふかい意味があるなあと思います。
牡丹が咲き誇っています。
香りもステキですね。
筍がにょきにょきと こんなに大きく育って。
これは竹も色あせるはず!
毎年この時期は花どきを過ぎているシャガが
今年はまっさかり。
ふかふかとしたお花畑にごろんと寝転んでみたくなるような景色です。
つい先々週は桜いろに染まっていた北鎌倉なのに!
この季節は駆け足をするように 景色が移り変わっていきますね。
しっかり目と耳をすませて すごしてゆきたいわ