北鎌倉の明月院の紫陽花が見ごろを迎えています。
明月院の姫あじさいは、その名のとおりエレガント
紫陽花ではここと並び人気の長谷寺が
色とりどりの華やかさなのとは対照的に、
青一色に統一された明月院ブルーの世界。
うすい水色から少しずつ濃さを増していく姿は儚げな魅力をはなっています
最も色づくと、深い深い海のような青さになります。
それでいて、この澄みきった輝きといったらどうでしょう。
吸い込まれてしまいそうな明月院ブルーです。
境内の苔の絨毯が目とココロをふんわり潤おしてくれて
どこまでも清やかな枯山水からは波音がきこえてきそう
加えて、いま後庭園を彩っているのが優雅な花菖蒲たち
いずれがあやめか杜若というけれどアヤメ科のお花って見分けにくい。
花菖蒲は杜若にくらべたらしっとりと女性的かな?
眺めていたら、ゆかたを着たくなってきたわ
青もみじも、みずみずしい初夏
緑とともに日に日に濃くなる紫陽花の色。
まだ水色も多い姫あじさいたちが濃い青へとかわるのは
今週のなかばくらいかしら・・・
さすがに人出はすごいものがありますが
禅寺ならではの“簡にして潔”な姿にココロが洗いすすがれて
深海のような静けさがいまもまだ続いている・・・
まるで明月院ブルーの魔法にかかったみたいです